disregarded entity とは?

disregarded entity は下記二つの特徴を持ちます。
・事業体は法的責任目的で個人から独立している
・事業は Schdule C における、個人の所得税申告を通じて課税される

disregarded entity は法的責任目的においては事業主と別物の企業体として扱われるが、税金目的では事業主と同じものとしてみなされます。事業体はオーナーの個人所得税申告を通じて税金を支払います。

disregarded entity であることのメリットは、破産や訴訟の際に個人資産を守ることができるという点と、単純な Schedule C のフォームを使って所得税申告をすることでお金を節約できるという点です。

Single-member LLC が唯一のdisregarded entity となります。

なお、Sole proprietorship(個人事業主)は本人とビジネスが同じものとみなされます。Schedule C を使って課税されますが、ビジネスの法的責任と個人は分けて考えられません。つまり、ビジネスが訴訟された場合、個人が無限責任を負う事になります。なので、disregarded entity ではありません。

また、multiple-member LLC (複数人からなるLLC)は法的責任はビジネスと個人、分けて考えられます。しかし、パートナーシップとして所得税を支払うので、これも、disregarded entity ではありません。

パートナーシップもまた、disregarded entity ではありません。
パートナーシップの税金は、Schedule C 上で計算されないためです。
Form 1065とScheduleK-1を使って申告します。

参考出典: Which Business Legal Type is a Disregarded Entity?

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